Duo3.0は英語学習者から大きな支持を得ている単語帳。
- 重複のない例文で効率的に単語を覚えられる
- 語義説明が豊富でわかりやすい
- リスニングや英作文も鍛えられる
このような特徴が魅力的ですよね。
しかし、Duoのコンセプトは、実際に使われている標準的な英語の学習。
そのため、
- 単語のレベル・網羅性が足りないんじゃない?
- 大学受験のための英単語帳じゃないから、効率が悪いんじゃない?
こんな疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。
先に結論から言ってしまいますが、受験でも使う価値は大アリです。
この記事では、Duoを愛用する東大生である私が
- Duoの魅力・コンセプト
- Duoの語彙レベル・網羅性
- 受験英語の対策のためにduoを使う意味
この3つを説明していきます。
Duoを使うか迷っている方の参考になればとても嬉しいです。
- 英語上達に励む東大生。
- TOEIC875点。900点を目指して勉強中。
- 学びについての情報を、とにかく学習者目線をモットーに発信しています!
Duoの魅力・コンセプト
ここでは、Duo3.0の魅力・コンセプトを紹介します。
Duoの魅力は4つ
Duoの魅力については、もう知っている方も多くいると思いますので、ざっくりと概要だけまとめておきますね。
- “ダブりなしの例文”で頭に残りやすい単語学習ができる
- 例文暗記によって、4技能全てが向上する
- 単語も熟語も1冊で覚えられる
- CD付きで、リスニング力も鍛えられる
ただでさえ例文暗記をコンセプトにした単語帳は少ないですが、Duoはさらに効率性と対応範囲の広さという強みがあり、独自の地位を築き上げています。
Duoのコンセプト
Duoは、そのコンセプトとして
実際に使われている標準的な英語を体現し、世界で通用する英語教材
を目指しています。実用性に重点をおいた単語帳といえますね。
それぞれの例文について、15人のネイティヴによる入念なチェックと、翻訳家による英語らしさにこだわった和訳がなされていることからも、Duoが実用性を重視していることが見てとれます。
大学受験にDuoを使うべき?2つの疑問
ここまで、Duoの魅力とコンセプトについて紹介してきました。
しかし、Duoはあくまでも実際に使える英語の習得を目指した単語帳。
受験英語の対策に特化したものではないため、このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
- 単語のレベル・網羅性は足りてる?
- 受験英語の対策としては効率が悪いんじゃない?
ここからは、それぞれの疑問に応える形で、大学受験にDuoを使う意味を解説していきます。
疑問① 単語のレベル・網羅性が足りない?
Duoの見出し語の数は、単語1572語、熟語997語の合計2569語。
そのため、4000〜6000語の語彙レベルが必要といわれる大学受験においては、
- 語彙レベルや網羅性が足りないんじゃないか?
こう考える方も少なくないのではないでしょうか。
ここでは、語彙レベル、網羅性のそれぞれについて疑問に応えていきます。
Duoの語彙レベル
見出し後の単語が1600語弱しかないことから、
- Duoは語彙レベルが足りないんじゃない?
こんな疑問を抱く方もいるかもしれません。
しかし、Duoの語彙レベルについては正しく知ることができれば、こういった不安は解消されるでしょう。
以下のイメージ図を見てみてください。

Duoが扱っている単語・熟語は、入試における標準〜応用レベルまでをカバーしたものとなっています。
そのため、Duo1冊で0から100まで覚えることは難しいですが、仕上げのために最後に使う単語帳としては全く問題ありません。
ただ、土台となる基礎〜標準レベルの英単語を覚えていないと学習効率が下がり、挫折のリスクも高まってしまうので、ターゲット1900やシス単をある程度覚えてからDuoに取りかかるようにしましょう。
Duoの網羅性は?
- Duoの語彙レベルはわかったけど、どれだけカバーできているの?
語彙レベルの説明を読んで、こういった疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
Duoの見出し語は、英文データベースの分析や英英辞典の情報収集、さらにアメリカの大学教授へのヒアリングなどを通して、時代の変化に左右されない「本当の重要語」を選定しています。
実際、掲載語については以下のような記載があります。
英語学習者向けの英英辞典の二大タイトル、LONGMAN Dictionary of Contemporary Englishと Oxford Adcanced Learner’s Dictionaryで使用されている基本語彙とほぼ一致している
鈴木陽一、「Duo3.0」 より引用
Duoの用語は、網羅性を重視しつつ選定されたものであるということがわかります。
Duoは、入試における標準〜応用レベルを網羅した単語帳。
基礎〜標準レベルの単語をある程度固めてから取り組むのがおすすめ。
疑問② 受験英語の対策としては効率が悪い?
Duoは実際に使える英語の習得を目指した単語帳。
そのため、
- 超長文問題や難解な和訳問題などが出題される受験英語には使えない?
- 受験英語の対策に使うには効率が悪い?
こういった疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
しかし、近年の入試における英語の傾向変化を考えると、むしろDuoだからこそ現在の受験英語に対応できる部分が大いにあると私は考えます。
ここでは、
- 受験英語の傾向変化
- Duoだからこその強み
のふたつを順に説明していきます。
受験英語の傾向変化:実用的な英語力が問われるようになった
近年の受験英語の傾向変化をひと言で表すのであれば、実用性の重視です。
従来の受験英語では、細かい文法問題や、英検一級レベルの難しい単語が多く使われた長文問題の出題など、受験英語ならではのガラパゴス的な側面が少なからずありました。
しかし、最近はこのような細かい知識を問う問題は減少傾向にあります。
その一方で、実際の日常生活で英語を使う能力があるか?が問われるようになりました。
これは、共通テスト導入にあたって文法問題が全て廃止され、チラシやウェブサイト、料理レシピの読み取り問題が増えたことに象徴的です。
また、各大学の入試においても、自由英作文の重視や、英会話問題の増加など実際の英語の運用能力が問われるようになっています。
Duoだからこそ、現在の受験英語に対応できる
ここまでで、大学受験において実用性を重視する大きな流れがあることが理解できたと思います。
そして、このような状況だからこそ、Duoを使うことに大きな意味があります。
Duoのコンセプトを覚えていますでしょうか?
実際に使われている標準的な英語を体現し、世界で通用する英語教材
を目指して作られたのが、Duoという英単語帳です。
実用性の高い実践的な例文を560個習得し、それを通じてリーディングだけでなく、リスニングや英作文のスキル向上も目指すことができるという独自の特徴を持つDuo。
1冊で実用的な英語力を養い、ただの単語暗記ではなく多様なスキルを習得することができるため、効率的な受験英語対策のための単語帳としてますますやる価値が高まっていることは間違いないです。
- 最近の入試では、実際の英語の運用能力が問われるようになっている
- だからこそ、実用的な英語教材をコンセプトとしたDuoを使う意味がある
まとめ:Duoは最後の一冊として超おすすめの英単語帳
この記事では、
- Duoの魅力とコンセプト
- 語彙レベル・網羅性
- 受験英語の対策のためにDuoを使う意味
の3つを説明してきました。
Duoは入試標準〜応用レベルまでを網羅した単語帳であり、近年の受験英語の傾向変化にもマッチしたものであるため、英単語帳の最後の一冊としてとてもおすすめです。
ボリュームが多くタフではありますが、この一冊をやり切れば盤石の英語力がつくことは間違いありません。ぜひ取り組んでみてくださいね。
Duoで挫折しないための使い方については、この記事をご覧ください。
