英単語帳としてトップクラスの人気を誇るDuo3.0。
- ダブりがない例文で効率的に単語を覚えられる
- リーディング以外のスキルも伸ばせる
多くの人が、このような特徴に惹かれて使っています。
しかし、Duoを使っている人の中にはこんな悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
- 情報量が多すぎて覚えられる気がしない
- 身についている実感がなくて挫折してしまった
この記事では、そんな人に向けてDuoの挫折しない使い方を解説していきます。
私もDuoの挫折経験が2回ありますが、これから紹介する使い方を実践することで何周もできるようになりました!
Duoを続けられないのはあなたのせいではありません。やり方を見直してDuoをマスターしていきましょう。
- 英語上達に励む東大生。
- TOEIC875点。900点を目指して勉強中。
- 学びについての情報を、とにかく学習者目線をモットーに発信しています!
なぜDuoで挫折してしまうのか?
Duoの挫折しない使い方を説明する前に、まずはなぜDuoで挫折する人が多いのか?ということについて、しっかり理由を把握しておきましょう。
いままではなぜ続けられなかったのか?を知ることで、どうすれば挫折しないのか?を考えやすくなりますよ。
ここで紹介する理由は以下の3つです。
- レベルが足りていないから
- 一度で全部覚えようとしてしまうから
- 覚えられている実感がわかないから
では、それぞれの理由について見ていきましょう。

理由①:レベルが足りていないから
- 見出しになっていない単語、熟語がわからない
- 例文の構造がわからない
こういったことがしばしばある場合、まだDuoを使う段階ではないかもしれません。
背伸びをして難しい英単語帳を使うことは、結果的に見れば遠回りになってしまうことが多いです。
というのも、わからない部分を調べながら進めていくことになるため、単語帳1周にかかる時間・負担が増えてしまい、
- 暗記の効率が悪化してしまう
- 1周の負担が重くなり途中でやめてしまう
こういったリスクがあるためです。
TOEICでいうと600点、大学入試でいうと共通テストで7~8割の点数を取れるようになってからが、Duoに取りかかる目安となるタイミングです。
まだその点数を取れない、という場合は、難易度を1段階下げた単語帳や、英文法の学習にまずは取り組むことをおすすめします。
理由②:一度で全部覚えようとしてしまうから
Duoは、1冊を進めるなかで、
- 見出し語を覚える
- 例文を暗記する
- 関連語・関連熟語を暗記する
- CD音声を聴く
これらを行う必要がある、かなり内容量の多い単語帳となっています。
そのため、1周目からこれら全てを行おうとするとものすごい時間がかかり、結果的にどれも中途半端になってしまうおそれがあります。
また、それだけでなく自分の期待のハードルと、実際の成長の差が大きくなってしまうので、挫折してしまうリスクも高まってしまいます。
理由③:覚えられている実感がわかないから
これはDuoだけでなく英単語帳全般にいえることなのですが、
時間をかけて1周したのに、2周目で見直したときにはほとんど忘れていた、、
英単語学習では、こんな事態になりがちです。
単語を覚えられていないと感じると、どうしてもモチベーションが下がってしまい挫折の原因となってしまいますよね。
Duoは特に情報量の多い単語帳であり、1周するのに多くの時間を要するため、進め方の工夫をしないとこういったことが起こってしまいがちです。
Duoで挫折してしまう理由は3つ!
- レベルが足りていないから
- 一度で全部覚えようとしてしまうから
- 覚えられている実感がわかないから
Duoで挫折しないためのポイント
これまで、なぜDuoを続けるのが難しいのか?ということを説明してきましたが、ここからが本題です。お待たせしました。
ここでは、Duoを挫折しないためのポイントとして、
- 全体を分割して進める
- 関連語はあとまわしにする
- 完璧を求めない
以上の3つを紹介します。
ポイント①:全体を分割して覚える
Duoは全部で45セクションからなる単語帳です。
これを進める際に、
- 1周目:1〜45セクションを読む
- 2周目:1〜45セクションを確認する
- 3周目、、、
と全体を通しで進めていくやり方だと、継続が難しくなってしまう可能性が高まります。
これは、挫折する理由③:覚えられている実感がわかないからで書いたように、1周の時間が長くなり、ひとつの単語にもう一度触れるまでの時間が長くなってしまうことが原因です。
そのため、全体をいくつかのパートに分割し、それぞれで3〜5周したら次のパートに行く進め方がおすすめです。
自分の場合は、全体を15セクションごとの3パートに分け、
- 1〜15セクションを3〜5周。ある程度(8〜9割)単語と例文を覚えたら次の16〜30セクションへ。
- 同様に16〜30セクション、31〜45セクションを3〜5周。
- 一度全てのセクションを3〜5周したら、通しで覚えていく。
こういった流れで進めていました。
とにかく大切なのは、ひとつの単語にもう一度触れるまでの時間を短くすることです!
これを意識して、自分なりにアレンジしてみてください。
ポイント②:関連語はあとまわしにする
Duoの特徴の一つである豊富な関連語・関連熟語。
しかし、はじめのうちはこの関連語・関連熟語は読み飛ばすことをおすすめします。
ただでさえDuoは、単語の暗記と例文の暗記を並行して行わなければいけない単語帳です。
挫折する理由②:一度で覚えようとしてしまうからで書いたように、一度で関連語まで覚えようとしてしまうと1周に膨大な時間がかかってしまい、挫折のリスクが高まります。
見出し語や例文暗記をある程度覚えて余裕ができてから、関連語に取り組む、というステップで進めていきましょう。
ちなみにCDのリスニングについても同じ理由で、はじめたての時に単語・例文の暗記の時間を削ってまで CDのリスニングに時間を割くことはおすすめしません。
はじめのうちは、リスニング音源はスキマ時間で確認する形で使うようにしましょう。
ポイント③:完璧を求めない
Duoを1冊やりきると、かなりのレベルまで到達することができます。
本の中では大学入試の偏差値58〜65、TOEIC600〜780点まで到達できるとありますが、1冊やりきればもっと高いレベルまで到達できると個人的には思っています。
私はDuoを使ってTOEIC875点を取ることができましたが、間違えた問題も単語が原因となっていたものはほとんどなかったです。おそらくTOEIC900点は余裕を持って狙うことができる単語帳だと思います。
そんなDuoですが、単語の出る順番が難易度順にはなっていません。ですので、はじめの方のセクションにTOEIC900点レベルの単語が出てきたりするわけです。
そんな単語まではじめのうちから覚えようとすると、ひとつの例文にすごく時間をかけてしまうことになり非効率です。
そのため、○回見ても覚えられない単語はいったん割り切って飛ばしてしまう、などボーダーを設けて進めましょう。
試験の頻出度的にも、モチベーション的にも、他の単語から学んだ方が効果的です。
飛ばした単語は、のちのちまとめて暗記することで十分にリカバリーできます。
私の場合は、3回見ても覚えられない単語・例文はいったん飛ばしていました。
だいたい1セクションのうち8〜9割くらいの例文を覚えたら次のセクションに行く、というような流れでした。
Duoで挫折しないための3つのポイント!
- 全体を分割して進める
- 関連語はあとまわしにする
- 完璧を求めない
まとめ
この記事では、
- Duoで挫折してしまう3つの理由
- 挫折しないための3つのポイント
のふたつに分けて、Duoを継続するためのコツをお伝えしました。
Duoは英単語帳の中でも独自の特徴があり、とても魅力的な教材です。
挫折してしまって、この本を諦めてしまうのはもったいないです。
この記事の内容を参考に、これまでのやり方を見直してみてください。
継続がしやすくなり、英語力の向上を実感できるはずです。勝手ながら応援しています。
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