英語の上達に欠かせない、英単語の学習。
しかし、覚えなければいけないのはわかっているものの、
- 英単語帳を一冊やりきれたことがない
- 覚えようと思ったけどいまにも挫折しそう
こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
英単語学習は単調だし量も多いのでなかなか継続が難しいですよね。
この記事では、英単語学習が続けられない、、と悩んでいる方に向けて
- 英単語学習の継続が難しい原因
- 継続するためのコツ
のふたつにわけて説明・紹介していきます。
やり方を工夫すれば誰でも学習の習慣化は可能です!
私も何度も英単語帳を途中でリタイアしてしまった経験がありますが、いまでは1冊をやりきることができるようになりました。
これから紹介するコツを実践して英単語をマスターしちゃいましょう。
この記事を書いた もーりーのプロフィール
- 現役東大生。
- TOEIC875点。900点を目指して勉強中。
- 学びについての情報を、とにかく学習者目線をモットーに発信しています!
なぜ英単語学習の継続が難しいのか?:3つの壁がある
単調だから
説明するまでもないかもしれませんが、英単語学習の基本は
単語をみる→覚えているかチェック
次の単語をみる→覚えているかチェック、、、
の繰り返しです。
この単調さが、継続を難しくしている大きな原因のひとつとなります。
同じ英語でも、リーディングやリスニングの演習など、問題ごとの変化があるものであれば取り組みやすいですが、英単語は基本的に何周も何周も同じ単語帳を繰り返す必要があります。
そのため、英単語の勉強は文字の羅列をひたすら暗記する感覚になってしまいがちであり、その単調さから続けるのが難しくなっています。
成長を実感しづらいから
せっかく時間をかけて1周したのに、2周目で見直したときにはほとんど忘れてしまっていた、、
こんな経験をしたことある人も多いのではないでしょうか。ふりだしに戻った感覚になって、とてもしんどいですよね。
英単語は、せっかく時間をかけてもすぐには成長が実感しづらいということが、挫折しやすい大きな原因のひとつです。
この原因については、後半で紹介する方法でかなり解決できますのでそちらをご覧くださいね。
長期的な動機づけだけの場合、先延ばしにしてしまうから
- 大学受験で合格したい!
- 英語を話せるようになりたい!
- 海外で仕事をしたい!
こういった長期的な目標だけを持っていて、短期的な目標が明確でないと、なかなか英単語学習の継続は難しいです。
なぜなら、英単語の学習は単調で成長を実感しづらく、ただでさえ先延ばしにしたくなるものだから。
長期的に○○したい! → だからいま英単語を頑張ろう!
という動機づけでも、はじめのうちは頑張って続けられるかもしれません。
しかしそのうち、誰しもが必ず「英単語をサボってしまいたくなる」タイミングに直面します。
長期的な動機づけだけだと、「いま頑張らなくてもまだなんとかなる」と思ってしまい、このタイミングで継続が途切れてしまいがちです。
英単語の勉強が継続しづらい理由は、
- 単調だから
- 成長の実感が難しいから
- 長期的な目標設定しかしていないから
の3つ!
この3つを克服することがとにかく大事。
英単語学習を継続するための5つのポイント
このように、英単語の勉強には継続を阻む3つの壁があることがわかりました。
では、どうすれば手強い英単語学習を継続できるのでしょうか?
ここからは、継続のためのポイントを5つに分けて紹介していきます。
自分に合った単語帳を選ぶ
単語帳を使う前、つまり選ぶ段階から、単語学習の継続のしやすさは変わってきます。
具体的には、
- 周りが使っているからこの単語帳にした
- ネットの評判がいい単語帳を選んだ
こういった理由で単語帳を選ぶのはとても危険です。
世の中にはたくさんのコンセプトの単語帳が出版されていますが、これは使う人のレベルやニーズにそれぞれ合わせた単語帳が作られているためです。
口コミが良くても、その人たちのレベルやニーズが自分と同様であるかはわかりません。
- 語源まで理解して覚えたい
- イメージで覚えたい
- 単語のたくさんの意味を覚えたい
- コンパクトにまとまっているものがいい など
もし違っていた場合、期待していた効果が全然得られないということになり、時間とお金のムダになってしまいます。
単語帳を選ぶときは、最終的には実際に書店に行き、レイアウトや単語のレベルをしっかりと確認したうえで購入することを強くおすすめします。
継続できるかに不安がある場合は、英単語学習の単調さを解消してくれる、語源やイラストを用いた単語帳をまずは見てみてくださいね。
全体をいくつかに分けて暗記する
記事の前半でも書いた、
せっかく時間をかけて1周したのに、2周目で見直したときにはほとんど忘れてしまっていた、、
という悩みですが、全体をいくつかに分けて暗記することでかなり解消することができます。
具体的な方法は以下のとおりです。
- 単語帳を3〜5つに分割する
- はじめのセクションを、単語を見たらパッと意味がわかる状態になるまで繰り返す。(目安としては5周くらい)
- 次のセクションを同様に繰り返す
- 終わったら、はじめのセクションを見直す
- その次のセクションを同様に繰り返す
- 終わったら、1〜2セクションを見直す
- 最後のセクションまでこれを続ける
- 最後のセクションが終わったら、全体を通して単語を確認する
ポイントとしては、進めているセクションが終わったら、その前のセクションまでを見直すステップを挟むことです。
これを行うことによって、ひとつの単語に触れない時間をなるべく短くしながら単語学習を進めることができるので、
せっかく頑張ったのに全然身についていなかった、、
という悲劇を回避することができます。
単純に1周するより、後半の単語に目を通すタイミングが遅くなってしまうのがネックではありますが、全体的な学習効率で見ればこちらの方が圧倒的に良いので、ぜひお試しください。
最初は見出し語の暗記のみに集中する
単語帳によっては、単語の説明の欄に日本語の意味だけでなく、
- その単語の品詞が異なる形
- その単語を使った慣用表現(イディオム)
- 対義語・類義語
など、さまざまな情報が盛り込まれていることがあります。
これらの情報は、単語帳をやり込むうえではかなり有益なのですが、1周目でここまで覚えきろうとすることは無謀です。
はじめのうちは、まず見出し語の意味を覚えることに集中し、ある程度覚えられたと感じたらプラスアルファの情報に取り組むようにしましょう。
無理な目標を立てない:英単語は長期戦です
- これから1日2時間、単語の勉強をやるぞ
- 2週間で単語帳をマスターするぞ
こういった目標設定は、挫折につながりやすいのでやめましょう。
英単語の学習は単調で、成長を実感しづらいです。
そのため、どんな人にも必ず「サボってしまいたい」と思うタイミングが訪れます。
そんなときに、高すぎるハードル設定をしていたらどうでしょうか。モチベーションが下がり、決めていた目標を達成できないことにより、もっとマイナスの方向に気持ちが傾いてしまいます。
しかし、例えば1日15分や1セクションなどの低めのハードル設定であれば、「サボってしまいたい」という誘惑もなんとか振り払える可能性が高いでしょう。
英単語は長期戦。じっくり継続することでしか語彙力は蓄積していくことができないと腹を括り、取り組んでいくことが大切です。
短期的な目標を立てる:できれば周囲に宣言しよう
記事の前半部分で、長期的な動機づけだけだとなかなか継続が難しい、という話をしました。
英単語の勉強を継続するためには、1〜3ヶ月先の短期的な目標を持っておくことがとても大切です。
長期的に○○したい! → だからいま英単語を頑張ろう!
という形ではなく、
長期的に○○したい! → そのために今度○○したい! → だからいま英単語を頑張ろう!
と短期の目標を間に挟むことで、英単語学習の先延ばしのリスクがグンと下がります。
以下に短期的な目標の例を載せておきました。模試や資格試験を指標にするのがおすすめです。
中高生の場合
- 直近の模試の点数で20点アップする
大学生・社会人の場合
- 次回のTOEICで50点スコアアップする
また、実際に短期的目標を決めたら、それを周囲に宣言しておくことができれば最高です。
親や友人、同僚などに短期的目標を共有しておくことで、自分に圧をかけることが可能になり、結果として継続をしやすくなります。
みんチャレなど、習慣化のためのアプリもいくつか出ているので、それを使ってみるのもひとつ有効な方法です。
英単語の勉強を継続させるためのポイントは5つ!
- 自分に合った英単語を選ぶ
- 全体をいくつかに分けて暗記する
- 最初は見出し語のみを覚える
- 無理な目標を立てない
- 短期的な目標を持ち、周囲に宣言する
まとめ
この記事では、
- 英単語学習の継続が難しい原因
- 継続するためのポイント
に分けて説明をしてきました。
はじめにも書いたように、誰でも英単語学習の習慣化はできるようになります。
そのためには、自分が挫折してしまう原因を認識し、それを解消するために行動することが大切です。
今回の記事で書いた内容を参考に、まずは英単語帳を一冊やり込んでみてください!
必ず英語の見え方が変わってきますよ。応援しています。
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