この記事は、
- 試験直前になると逆になにも手につかなくなってしまい悩んでいる。
- TOEIC当日からでも使える悪あがき的テクニックを探している。
そんなあなたのために書きました。
英語の実力は短期間では上げられなくても、TOEICのスコアは短期間である程度上げることができます。
なぜなら、

ですから。TOEICへの適合度を上げることができれば、点数は短期間でグンと上がります。
ちなみに私はこれから紹介する小手先テクニックを実践することで、自己ベストの875点を叩き出すことができました!
ぜひぜひ参考にしていってくださいね。
- 英語上達に励む東大生。
- TOEIC875点。900点を目指して勉強中。
- 学びについての情報を、とにかく学習者目線をモットーに発信しています!
全体を通してのコツ・テクニック

まずは全てのパートに共通したコツ・テクニックを紹介していきます。
時間配分をとにかく具体的に意識
もう何回も聞いたよ、、となるかもしれませんが、
時間との戦いであるTOEICにおいて、どう時間を使うか?は本当に大事です。
リスニングにかかる時間は45分からほとんど前後しないと思いますから、問題となるのはリーディングです。
ひとつの難しい問題に時間をかけすぎて、後半の簡単な問題に時間をかけることができなかった、、
こうなると悲惨な点数になってしまうので、
分からない問題を飛ばす基準を作る
という意味でも時間配分の決定はとても大切です。
そして時間配分の決定の際に気をつけてほしいのが、Partごとにかける時間を決めるだけでなく、大問当たりのタイムリミットまで具体的に決めておくということです。
すでに説明したように、時間配分を決める主な目的は
- 難しい問題を飛ばす基準を作る
ということです。
タイムリミットまでしっかり事前に決めておくことで、点数の最大化を狙うことができるので、ここまでしっかりと行いましょう。



私の場合のはこんな時間配分で解いていました。
ひとつの参考にしてみてくださいね。
かける時間 | 問題数 | 1問あたりの 平均時間 | 大問1つあたりの タイムリミット | |
---|---|---|---|---|
Part 5 | 10分 | 30問 | 20秒 | 40秒 |
Part 6 | 10分 | 16問 | 約35秒 | 50秒×問題の数 |
Part 7 | 55分 | 54問 | 約60秒 | 80秒×問題の数 |
リスニング:パート1・2のコツ・テクニック
ここからは、パートごとのコツ・テクニックを紹介していきます。



まずはパート1、2から説明しますね。
① 放送中は息を止める
「なんだこれ?」と思った方、気持ちはわかりますが、侮ることなかれ。



実は、これが今回紹介するなかで、個人的に一番効果があったテクニックでした。
ぜひとも一度試してみてください。
息を止めることとパート1、2の点数になんの関係があるのか?
と不思議に思われる方もいるかもしれません。
これはパート1、2に共通する特徴である
放送される音声の短さ
と大いに関係しています。
解答のカギが3〜5秒の短い文章の中に隠されているので、集中していないと聞き逃してしまい、すぐに失点につながってしまうんですね。
そこで、リスニング音声の放送中は息を止め、自分のリソースを全て耳に傾けることで、音声への集中度が上がって解きやすくなるというカラクリです。



一見すると意味がなさそうに見えるかもしれませんが、少なくとも自分にはかなりの効果があったので試してみてください。
ただ、ずっと息を止めていると苦しくなって逆効果になってしまうので、問題文の放送が終わったらよーく呼吸してくださいね。
リスニング:パート3・4のコツ・テクニック
ここではパート3・4のコツ・テクニックについて説明していきます。
、、その前に、パート1・2のテクニックとして紹介した息止めですが、パート3・4の放送音声は30〜50秒ほどと長めで、そのあいだ息を止め続けるのはかなりしんどいです。
ですので、このパートで息止めテクニックを使うかどうかは自分の肺活量と相談して決めてくださいね。
① 先読みを必ず行う:順番が超重要
リスニングの高得点において欠かせないのが先読みですよね。
前の問題が早めに解き終わったタイミングだけでなく、各パートの説明音声が流れている間にも先読みを行なっている方が多いと思います。
次回の試験では、この各パートの説明が流れている間の先読みについて、順番も意識して行ってみてください。
その順番とは、
① まずは最初の1〜2問
② つぎに、後半の図表問題
③ 余裕があれば、最初に先読みした設問の続き
という順番です。



後半の図表問題を前倒しにして、早めに先読みするべし、ということですね。
図表問題は3つの問題文だけでなく、図表からも情報を得ることができるため、先読みできているかで点数が大きく変わる問題です。
一方で、先読みしなければいけないものが増えるため、他の問題よりも先読みに時間がかかります。
そのため、時間があるタイミングで図表問題の先読みをしておくことが、点数を伸ばすためのカギとなります。



リスニングの後半は先読みに時間をあまり割けなくなってしまう可能性があるので、先に目を通しておくと得点効率が上がるというワケです。
② 先読みは問題文だけ行う
パート3・4の先読みですが、問題文だけ読むようにしましょう。
というのも、選択肢の3/4は誤情報を含んでいるため、先読みしても逆効果になってしまう可能性が高いからです。
先読みでは、問題文だけをしっかりと読み込んでいきましょう。
- 女性がどこかで働いているんだな
- 男性が何かをお願いするんだな
- 女性が次に何かをするんだな
といったように、話の大まかな流れをつかむことができるだけで、正答率は大きく上昇します。
リーディングパート全体のコツ・テクニック
リスニングのコツ・テクニックは以上になります。
ここからはリーディングパートについて、それぞれコツ・テクニックを紹介していきますが、



まずはリーディング全体を通して使えるコツ・テクニックを紹介します。
①耳を塞いで解く
TOEICでは、同じ空間で多くの人が問題を解くことになるため、結構な雑音が発生します。
- ページをめくる音
- 貧乏ゆすりの音
- 筆記用具を落とした音 など
私はこういった音が気になると集中できないタイプだったので、試験中は両耳を塞ぎながら解いていました。
音の情報がシャットアウトされるだけで、かなり集中しやすくなったので、音に悩んでいる方はぜひお試しください。
リーディング:パート5のコツ・テクニック
ここからは、リーディングのパートごとにコツ・テクニックを紹介します。



まずはパート5からです。
① はじめに選択肢を確認する:品詞問題かどうか?
パート5の問題文を読む前に、まず選択肢を確認しましょう。
もし、
- increasing
- increased
- increasingly
- increase
このように正しい品詞を答えさせる問題だった場合、解答時間短縮の大きなチャンスです。
語彙の問題や文法の問題は解答のカギが問題文に散らばっており、問題文全体を読まなければ解答が難しいですが、品詞問題は、空欄の前後を確認すれば解答できるようになっているためです。



このテクニックを使えば、品詞問題については5〜10秒で解答できると思いますのでぜひ試してみてくださいね。
リーディング:パート6のコツ・テクニック
① 文章の理解にこだわりすぎない
パート6の問題は、単語の穴埋め問題と文章の穴埋め問題の2つに分類できます。
このうち、単語の穴埋め問題についてはパート5と同様の形式なので、その空欄がある文章を見ればだいたい答えがわかるようになっています。
また、文章の穴埋め問題についても、文章の大まかなテーマとその空欄がある文章の前後の流れを理解していれば解答できる内容となっています。
ですので、単語の穴埋め問題の空欄がなく、文章の穴埋め問題の空欄からも遠い部分の文章については、ニュアンスをざっくり理解できていれば点数には影響ありません。
1問30〜40秒程度で解き進めるべきパートなので、内容の完璧な理解にはこだわらずスピーディーに進めていきましょう。
ちなみにですが、空欄以外を読み飛ばしてしまうのはおすすめしません。確かに解答スピードは少し速くなるかもしれませんが、文章全体のテーマが理解しづらくなり、正答率がかなり下がってしまう可能性が高いためです。
リーディング:パート7のコツ・テクニック
① パッセージごとに文章と設問を行き来する
このテクニックはパート7の後半、ダブルパッセージ問題やトリプルパッセージ問題で使うことができます。
具体的には、
- 1つ目のパッセージを読む
- 1つ目のパッセージに対応した問題を解く
- 2つ目のパッセージを読む
- 2つ目のパッセージに対応した問題を解く、、、
といった流れで解いていきます。
このやり方のほかには、問題文を全て読んでから解答する、設問を全て確認してから問題文を読むというやり方があると思いますが、それぞれ以下のような短所があります。
問題文を全て読んでから解答するやり方のデメリット
このやり方のデメリットは、問題文の読み直しによってタイムロスが生まれてしまうことです。
というのも、問題文を全て読んでから解答する場合、4〜5個の問題を一気に解く必要があります。
しかし、1問目や2問目などの前半の問題については内容を忘れてしまっていることも多く、その場合もう一度問題文を読み直すことになります。
これはかなりのタイムロスとなり、時間が勝負のTOEICにおいてはかなりのデメリットとなります。
設問を全て読んでから解答するやり方のデメリット
このやり方のデメリットは、設問の読み直しによってタイムロスが生まれてしまうことです。
4〜5個の設問について、聞かれていることを確認しても、なかなかそれを覚え続けていることは難しいです。
そのため、せっかく設問の確認をしても、問題文を読む中で設問の内容を忘れてしまいもう一度設問を読み直す、ということが多々起こってしまいます。
これもタイムロスとなるため、デメリットが大きいといえます。
以上のように、それぞれ2つのやり方には大きなデメリットが存在しています。
冒頭に紹介したメッセージごとに問題文と設問を行き来する方法は、読み直しによるタイムロスをなるべく減らすことができるため、とても効果的です。
まとめ
この記事では、TOEICの各パートに使える小手先テクニックについてまとめてきました。
最後にすべておさらいすると、
- 試験全体:時間配分をとにかく具体的に意識
- パート1・2:息を止める
- パート3・4:早めに図表問題を先読みする
- リーディングパート:耳を塞ぐ
- パート5:品詞問題かをまず確認
- パート6:文章の理解にこだわりすぎない
- パート7:パッセージごとに問題文と設問を行き来する
以上の7つになります。



これらを実践するだけで、当日からでも数十点のスコアアップは狙えると思いますのでぜひ試してみてくださいね。
ちなみに私が745点→875点までスコアを上げた際にお世話になったのがSantaというアプリです。
こちらの記事に内容をまとめていますので、よければご覧ください。

